今更聞けない!給与明細の正しい見方・読み方

20130809a

毎月、紙やWebなどで明細をもらい、知る給与。
その各項目の詳細が何なのか、何を天引きされているのか、
意外と知らない人は多いのではないでしょうか。
某CMにもあるように「オカネハダイジダヨー」なので、
そのオカネを読み解いていきます!

「支給」と「控除」と「勤怠」
給与明細には大きくわけて、3つの項目があります。

・会社から支払われる「支給」
・天引き内容が記された「控除」
・出勤や有休など勤務状況が書かれた「勤怠」

では、順番に見ていきましょう!

「支給」について

額面と手取りの違いとは?
額面とは、会社が支払う金額のこと。
給与明細の「総支給額」や「支給合計」という欄に書かれています。
この総支給額は基本給、住宅手当や通勤手当などの各種手当から構成されていますが、
給与や手当の名前などはそれぞれの会社によって異なります。

手取りとは、各個人の口座に入る実際の額です。
上記の総支給額から控除(社会保険料や税金など)が差し引かれたものになります。

つまり、

総支給額(額面)- 控除合計 = 手取り金額

ということになります。
では、控除とは一体何で構成されているのでしょうか?

「控除」について

控除は、税金(所得税・住民税)と、
社会保険料(厚生年金・健康保険・雇用保険)でできています。
※ 貯蓄の制度や組合がある場合はそれも含まれますが、
ここでは税金と社会保険料について説明させていただきます。

税金の明細

所得税とは?
国に支払う税金です。年収に応じて金額が決まります。
会社員の場合、毎月の給与から大まかに差し引かれており、
あくまで大まかなので1年の終わりに「年末調整」として過不足分を調整しています。
いくらか戻ってきたりするのはこの所得税を払いすぎていたため、ということですね。

住民税とは?
住居のある市区町村に支払う税金。前年の所得に応じて金額が決まります。
年末調整で確定した年収を元に、各市区町村が住民税額を確定し、翌年に前年分を徴収するわけです。
つまり、所得税の先払いに対し、住民税は後払い。

社会保険料の明細

厚生年金とは?
民間企業に勤めている人が必ず加入する年金制度のことです。
国民年金(基礎年金・20歳以上の国民は加入必須)とその一部である厚生年金で構成されており、
この2つの年金の保険料を合わせて厚生年金と呼ばれています。
こちらは、会社と従業員が半分ずつ負担します。

健康保険とは?
ざっくり言いますと、病気や怪我で治療を受けた際、負担額が一部で済むようになる仕組みのことです。
基本的にこちらに加入していれば、かかった医療費の3割の負担になります。
ちなみにこの保険料は各都道府県で異なります。

▼平成25年度保険料額表
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h25/1992-119695

厚生年金と同じく会社と従業員が折半して負担しています。

雇用保険とは?
会社員の退職後の状態・環境を守るための保険のことです。
失業した場合には生活を安定させるために手当が支給されます。
そのため、一般的には失業保険といわれています。

雇用保険の加入の条件は、

1.一週間の労働時間が20時間以上で、かつ、
2.31日間以上働く見込みがある。
となっています(会社員であればほぼ該当しますわな…)。
会社には上記に該当する従業員は加入させなければならないという法令上の義務があり、
従業員も加入拒否はできません。
ただし、こちらの雇用保険は会社の方が多めに負担します。

「勤怠」について

出退勤の記録、有休、欠勤、遅刻、早退などが記されています。
有休の場合は給与は変わりませんが、欠勤の場合は給与が減額されます。
遅刻や早退なども、減額の対象になる場合がありますので、
自分の勤怠状況のチェックは必要不可欠です。