お盆だからこそ必見!「自分が生まれなかったかもしれない現在」を考える作品7選
世間はすっかりお盆休みですね。
お盆といえば、帰省にお墓参りなど。
自分と自分の先祖・ルーツを考える行事でもあります。
そんな時期だからこそ、「自分が生まれなかったかもしれない現在」を
考えてみる作品をご紹介します!
目次
[映画] バック・トゥ・ザ・フューチャー
始まりは1985年、高校生マーティはブラウン博士の開発した愛車デロリアンに乗り込む。
これは、次元転位装置によって、時速140キロに速度が達するとタイム・スリップができる不思議な車だ。
彼は一瞬のうちに1955年の世界へ。そこで若き日の自分の両親に会う。
しかし、若き父親は内気で、未来の母に思いを打ち明けられず、恋に落ちる気配がない。
これでは、将来彼らの子供となるマーティの存在が危ない!そこで彼は......。
タイムトラベルといえばこの映画と言われるほど有名ですね!
PART1では現在から過去へタイムスリップし、そこで出会った自分の母親に恋されてしまいます。
自分の父親と母親が結ばれなければ自分は生まれない。
「親殺しのタイムパラドックス」ならぬ「親恋しのタイムパラドックス」でしょうか?
主人公は、なんとか父と母をくっつけようと画策していきます。
「自分が存在しなくなる」危機を感じられる映画だと思います。
[漫画] エスパー魔美(第28話「雪の降る街をの巻」) - 藤子・F・不二雄
ある日、魔美はパパの机の引き出しに大切そうにしまわれていたボタンを見つける。
パパに聞いてみると、このボタンはママとの大切な思い出のものだという。
しかし、パパはそれ以上は教えてくれなかった。
気になってしかたがない魔美は、テレパシーを使ってパパの心を読もうとするのだが...。
パパの心の中でパパとママの想い出が展開されていくお話です。
こちらはなかなか読む機会がないと難しいと思いますのでネタバレしますが、
ずっとパパはママに恋焦がれているのに、パパはなかなか声をかけない。
声をかけないまま何年も過ぎ、ついにママがこの土地を去るときが来る。
パパがあきらめ、ママに背を向けて歩きだしたとき、魔美のテレキネシス(念動力)が働き、
パパのボタンがママに当たった!ついにパパとママが出会ったのである。
パパの心の中で娘のテレキネシスが働き、
それが元でパパとママが出会うというタイムパラドックスなお話です。
時間軸で考えるととてつもなくややこしいですが、
これも「自分が生まれなかったかもしれない現在」を考えてしまいます。
[映画] ハリーポッターとアズカバンの囚人
その名を聞くだけで誰もが震え上がるアズカバン刑務所。
そこには史上最強の凶悪犯と言われるシリウス・ブラックが収監されていた。
ところが彼は脱獄し、しかもハリーの命を狙っているという......。
ポッターシリーズ第3弾の作品。
逆転時計という、1度ひっくり返すごとに1時間前に戻る魔法道具が出てきます。
過去に干渉することで、過去または未来の自分自身をころすことになるかもしれないけれど、
ある人を助けるために過去へいくというお話(ざっくり)。
過去と現在と未来がうまく絡み合った作品だと思います。
[映画] タイムマシン
1890年代のニューヨーク。
大学教授のアレクサンダーは、ある日、婚約者のエマを暴漢に殺されてしまう。
現実をどうしても受け入れられないアレクサンダーは過去に遡ってエマを救い出したいとの一心で、 ついにタイムマシンを発明してしまうのだった。
しかし、エマの死んだ日に戻ったアレクサンダーはそこで、エマの運命そのものはどうやっても変えようがないことを知る。
諦めきれないアレクサンダーはその理由を解き明かすため、今度は一転、未来へ向け時間移動し2030年の世界へと降り立つのだったが......。
原作はH.G.ウェルズの小説「タイム・マシン」
ただの時間旅行映画とあなどるなかれ!
(しかし映画と小説では細かい部分から結末まで大きく異なるので、好みが分かれます。)
最終的に予想外のところへ話が飛んでいきますが、
主人公のように選択を迫られた場合、自分は何を選ぶのか?を、
考えてみたくなる映画です。
[小説][ドラマ] トキオ - 東野圭吾
23歳、働き盛りだけど職を転々として「俺はでかいことがしたいんだ。一発当てたいんだよ」が口癖になっている主人公の拓実。
付き合っていた女性が、書置き一つ残し失踪?
拓実は謎の少年「トキオ」の力を借り彼女を探そうとするが。。
親と子の(ちょっと時間軸のずれたところでの)心温まるストーリーです。
「俺は生まれてきてよかったと思ってるよ」という言葉が印象的。
[映画] キッド
イメージコンサルタントとして成功を収めつつ日々を忙殺されているラスの前に、
ある日突然8歳の頃の自分だと名乗る少年が現れる。
少年との交流の中から、ラスはやがて自分が子供のころの夢を何一つ叶えてないことに気づいてゆく。
[映画] ダイナソー
6500万年前の白亜紀。
突然の巨大隕石の衝突によって、恐竜たちの平穏な日々は終わりを告げた。
イグアナドンのアラダーは、プリオら生き残ったわずかなキツネザルたちと共に海を渡る。
だがどこも隕石の悲劇を免れてはおらず、目の前に広がるのは荒れ果てた大地のみ。
深い絶望にうちひしがれながらも移動を開始したアラダーたちは、やがて草食恐竜たちの群れに遭遇する。
一言で言うと恐竜を題材にしたディズニー映画ですが、
「恐竜が絶滅しなければ人間は誕生しなかった」
と考えると哺乳類のご先祖様に想いを馳せたくなります。
いかがでしたか?
独断と偏見によりタイムトラベル系が多いですが、
改めて時間軸で考えると自分が今存在しているのは、
奇跡的な確率だと実感します。
「自分が存在しない今」があったかもしれない。
惰性でやっていたお墓参りも少し力が入りそうです。