比較サイト上位の勤怠管理システムだけで選ぶと失敗しやすい理由

目次
勤怠システム選定で本当に差が出るのは「導入サポートの中身」です
勤怠管理システムを検討する際、
「勤怠管理システム 比較」
「勤怠管理システム おすすめ」
と検索し、比較サイトの上位に掲載されているサービスを中心に話を聞く企業は少なくありません。筆者も前職で勤怠管理システムを選ぶ際には参考にしましたし、ミナジン勤怠管理システムとして比較サイトに掲載したこともあります。
しかし実際の導入現場では、
- 比較サイト上位だったので3つから選んだ
- デモも体験してみてイメージも沸いた
- 価格も想定内だった
にもかかわらず、 「導入後に運用が回らない」「想定外の調整が多すぎる」という失敗が頻発しています。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
比較サイトの情報は間違っていない。ただし「前提」がある
最初に明確にしておきたいのは、
比較サイトの情報自体が間違っているわけではないという点です。
- 機能の有無
- 価格帯
- UIの分かりやすさ
- 導入実績
これらは、勤怠管理システムを検討する上で有用な情報です。
ただし、比較サイトはあくまで
「広く・分かりやすく比較するための場」であり、
個別企業の勤怠運用まで踏み込む設計にはなっていません。
この前提を知らずに、
順位や評価だけで判断してしまうと失敗しやすくなります。
わかりやすく言うと「順位が高い=貴社にあっている」というわけではないということです。
いろいろ理由はありますが一例を下記に記載します。
比較サイトの構造的な特性
掲載・露出に費用がかかるケースが多い
多くの比較サイトは、
- 掲載に費用がかかる
- プランによって露出量が変わる
- 条件次第で上位表示されやすくなる
といったビジネスモデルで運営されています。
これは勤怠管理システムに限らず、
SaaS比較サイト全般に共通する一般的な仕組みです。
もちろん、この仕組み自体が悪いわけではありません。
比較サイトは、
- 記事作成
- 情報更新
- 比較軸の整理
といった運営コストをかけて成り立っています。
そのため、掲載企業から費用を得る構造になるのは自然です。
「上位表示=自社に最適」とは限らない
注意したいのは、比較サイトで上位に表示されていることと、自社に最適であることは別という点です。
比較サイトで評価されやすい勤怠管理システムには、次の傾向があります。
- 幅広い企業に当てはまりやすい
- 機能が多く説明しやすい
- 知名度・実績がある
一方で、
- 勤怠ルールが複雑な会社
- 労務に明るくない会社
- 制度設計とシステム設定のすり合わせが必要な会社
にとって重要な要素は、 順位や点数からはほとんど読み取れません。
比較サイトでは見えにくい「導入時の現実」
勤怠ルールは、最初から整理されていないことが多い
多くの企業では、
- 就業規則はあるが、実際の運用は現場任せ
- 例外対応が暗黙知になっている
- 管理職ごとに判断基準が違う
といった状態で勤怠が回っています。
比較サイト上位のシステムを導入しても、その会社固有のルールをどう整理し、どう設定に落とすかまではサポートされないケースが少なくありません。
システム設定は「会社ごとにそれそれそれだよ!が違う」
勤怠管理は、
- 労働時間制度
- 残業・割増の考え方
- 打刻修正ルール
- 締め・承認フロー
など、会社ごとの差が非常に大きい分野です。
「この機能があります」という説明と、 「自社のルールで正しく使えるか」は別問題です。
導入後に必ず「想定外」が発生する
実際の導入では、
- テスト段階で数値が合わない
- 想定していなかった働き方が見つかる
- 現場と管理側の認識ズレが露呈する
といったことが必ず起きます。
このとき、誰と相談できるのか?どこまで調整してもらえるのか?が明確でないと、「結局Excel併用」「形だけのシステム導入」になりがちです。
また社内からの質問や設定変更依頼も完全に管理部門で対応が必要になります。
勤怠管理システム選定で本当に重要なのは「導入サポート」
ここまでを整理すると、勤怠管理システム選定で最も重要なのは、
上位掲載のどのシステムを選ぶか以上に「導入時にどこまで伴走してもらえるか」
です。
特に、
- 勤怠ルールの把握
- システム設定への落とし込み
- 検証・調整を前提とした進め方
が導入プロセスに組み込まれているかどうかで、
結果は大きく変わります。
ミナジンの導入サポートが前提としている考え方
ミナジンでは、
システムを設定して終わり、という導入は行っていません。
導入時には、複数回のミーティングを行い、
- 顧客の会社ルール・実際の運用を丁寧に把握
- ルールを前提にシステム設定を設計
- テスト・検証を実施し、ズレを調整
- 実運用に耐える状態で納品
というプロセスを踏みます。
これは、
- 勤怠ルールは最初から完璧ではない
- 実際に動かしてみないと分からないことが多い
という現実を前提にしているからです。
比較サイトだけでは埋められない「導入後の安心感」
比較サイト上位のシステムを導入して失敗する多くのケースは、
- システム選定が間違っていたのではなく
- 導入時に会社固有の整理が不十分だった
ことが原因です。
ミナジンでは、勤怠ルールがふわふわしている、労務担当者が完全に理解していない状態からでも、整理しながら進める導入サポートを前提としています。
そのため、
- 導入後に運用が破綻しにくい
- 管理側の工数が想定外に増えにくい
- 給与計算や社労士との認識ズレが起きにくい
という結果につながります。
比較サイトを見たあとに、ぜひ考えてほしいこと
比較サイトは、勤怠管理システムの候補を知る入口として非常に有効で便利です。
一方で、最終判断ではぜひ次を確認してください。
- 自社の勤怠ルールは整理されているか
- 設定・検証まで含めて支援してもらえるか
- 複数回の調整が前提になっているか
もし、
- 比較サイトを見ても判断しきれない
- 導入後の運用に不安がある
と感じた場合は、
システム選定前に一度、導入プロセスそのものを確認することをおすすめします。
無料相談会のご案内(導入前の整理からご相談いただけます)
比較サイトは候補出しに役立つ一方で、勤怠管理は「自社ルール」と「実際の運用」を前提に設計しないと、導入後に手戻りが発生しやすい分野です。
ミナジンでは、複数回のミーティングを通じて、会社ルールの把握からシステム設定・検証まで行い、実運用に耐える状態で納品する導入プロセスを重視しています。
次のような状況に当てはまる場合は、導入を進める前に一度ご相談ください。
- 比較サイト上位のサービスを見たが、自社に合うか判断できない
- 勤怠ルールが未整理で、システムにどう落とし込むべきか分からない
- 変形労働時間制・フレックス等があり、設定の難易度が高そう
- 給与計算との整合や、締め・承認フローまで含めて設計したい
- 「導入はできたが運用が回らない」を避けたい(手戻りを減らしたい)
無料相談会では、現状の運用を簡単に整理した上で、進め方(導入プロセスの組み立て方)をご案内します。
無料相談会のお申し込みはこちら





